2020.02.24
臭いおならや、体臭や口臭。そのニオイの原因は、もしかしたら腸内の悪玉菌が増えているからかもしれません。悪玉菌を増やして腸内環境が悪くなってしまう原因や生活習慣についてまとめました。
腸内フローラは善玉菌が優勢な状態が理想。しかし、悪玉菌が増えて腸内のバランスが乱れると、栄養の吸収が悪くなったり有害物質が体中に蓄積されたりします。その結果、おならが臭くなるだけでなく健康リスクも高まるのです。
最近では、英国バブラハム研究所が「体内にすむ良い腸内細菌が、細胞内の遺伝子をコントロールしている」という驚きの発表をしました。
腸内環境の乱れは、心身のあらゆる機能に影響を与えてしまうかもしれません。
出典:Life Sciences Research for Lifelong Health 英国バブラハム研究所
野菜などの食物繊維をとる機会が少なく、脂多めでジューシーな肉が好きな人は特に要注意。悪玉菌の大好物は、たんぱく質や脂肪です。これらをエサにして分解、腐敗させて有害な物質を出し続けます。
体の中の温度からすれば、それはまるで真夏の生ゴミ状態。こうやって環境が悪化すると、さらに悪玉菌は増殖します。
赤ちゃんの腸内細菌は99%が善玉菌で占められています。離乳食を境に善玉菌は減り続けて、50代からは悪玉菌が急激に増殖します。なにも対策をせずに過ごしていると、知らず知らずのうちに、悪玉菌が増え続けて腸内フローラは乱れていきます。
50歳を過ぎたあたりから「急にスッキリしなくなった」「だるさが続くようになった」「老けてみられるようになった」という人は、善玉菌より悪玉菌の方が多くなっているかもしれません。
テスト前や、大事な会議の前にお腹が痛くなったり下したりした経験はありませんか?
デリケートな腸内フローラはわずかなストレスでも過敏に反応します。ストレスを感じたら放出される「カテコラミン」という神経伝達物質が悪玉菌の増殖を促し、病原性を高めてしまうからだそう。
ストレスは直接的に悪玉菌を増やすため、特に注意が必要ですね。
出典:病気にならない乳酸菌生活 著者: 藤田紘一郎
抗生物質は体に害を与える細菌をやっつけるためには有効ですが、腸内フローラの善玉菌まで死滅させてしまうため困り者です。
加工食品や惣菜・弁当に含まれる、 保存料や着色料などの食品添加物なども悪玉菌を増やして腸内フローラを乱します。私たちが1年間で摂っている食品添加物の量は、なんと平均8kgとも言われています。
出典:厚生省年齢別食品添加物一日摂取量,成人,20-64歳(平成12年)
腸が変われば人生が変わる 驚異の腸内フローラ 著者: 藤田紘一郎
①食生活の乱れ
②加齢
③ストレス
④抗生物質や食品添加物
歳だからいろんな不調が出てもしょうがないとあきらめる前に、悪玉菌を増やさない生活を心掛けてみましょう。放っておくと増え続ける悪玉菌ですが、止める方法があります。
それは「善玉菌を増やすこと」。
腸内フローラの理想バランスは、善玉菌20%、悪玉菌10%、日和見菌70%です。この割合の大半を占める日和見菌は「善」と「悪」のどちらか多い方に従います。
つまり、日和見菌を善玉菌の味方にするためには、善玉菌を悪玉菌の2倍にキープしておくことが必要なのです。
健康の要とも言われている「腸」。できることからしっかりケアすることを心がけていきましょう。
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