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老化に一手!?納豆の機能性成分「ポリアミン」

納豆博士:小笠原 和也 そのもの納豆

納豆には多くの機能性成分が含まれています。その中から興味深い成分のお話をしてみたいと思います。

今回はポリアミンについてです。

すべての生物に必要不可欠な「ポリアミン」

ポリアミンは、アンモニア(NH3)の水素一つが炭化水素(CH3)などに置き換わった第一級アミンが二つ以上結合した化合物の総称です。細胞内のアミノ酸から合成される物質で、ウイルスから植物、動物、人まで、すべての生き物に含まれる、生きていくために必要不可欠なものです。

ポリアミンは、細胞内での遺伝子(DNA)複製やタンパク質合成を助ける働きをしています。人間は約20種類のポリアミンを持っており、最も量が多く有用なのがスペルミジンです。

ポリアミンの歴史

ポリアミンは今から約300年以上前、1678年レーヴェンフック博士によって発見されました。レーヴェンフック博士は微生物学の開祖と呼ばれています。最初に発見されたのはスペルミジンで、人間の精液の中から発見されました。ただし、構造がはっきりしたのは1920年代で、その重要性が研究により明らかになったのは1950年代以降のことです。現在でも活発な研究が進められています。

ポリアミンの効果

細胞の老化速度を遅らせる、アンチエイジング効果

数年前に、サーチュイン(長寿)関連因子として話題になりました。アンチエイジング(抗老化)物質の一つで、細胞の老化速度を遅らせる働きをすると共に、免疫細胞上にある炎症誘発因子(LAF-1)の増加を抑制します。多くの病気の発症には、炎症が関与しており、それを抑制する事で病気発症の予防に貢献しています。

加齢と共に肌にハリや艶がなくなってくるのも老化現象の一つです。ポリアミンの摂取は老化のスピードを遅らせ、肌にハリやツヤを維持してくれます。見た目年齢を若く保つためにもポリアミンの摂取は大事です。

●動脈硬化を予防する効果

加齢と共に衰えて行くのは肌だけではありません。細胞全体がそうなのです。特に重要なのは、血管の衰え。加齢と共に血管の弾力がなくなり、固く厚くなり、動脈硬化になってしまいます。動脈硬化の原因の一つは、悪玉コレステロールが活性酸素により酸化された、酸化 LDLコレステロールです。酸化 LDLコレステロールが溜まると、血管内で炎症反応が進行し、動脈硬化を引き起こします。ポリアミンは、炎症作用を抑え動脈硬化を予防する働きがあります。

●乳児の成長を促進する効果

ポリアミンは、サプリメント原料としても使用されており、海外では、乳児用粉ミルクにも添加されています。ポリアミンは母乳にも含まれ、出産後10日〜2週間前後に特に多くなり、消化器の成熟化など、乳児の成長促進に寄与しています。つまり、乳児から高齢者まで、全ての人に必要な物質なのです。

加齢によるポリアミン不足を解消するために、発酵食品を食べよう

体内のポリアミンは加齢とともに減少していきます。逆に、炎症誘発因子(LAF-1)などは増えていきます。加齢とともに病気になりやすくなる理由の1つです。しかし、食品からポリアミンを摂取することで不足したポリアミンを補うことができるのです。納豆は、ポリアミンを多く含む食品の一つです。

納豆菌や酵母は、多くのポリアミンを産生することが知られています。市販納豆1g中には50~60μgのポリアミン(スペルミジン)が含まれています。同じ量で比較した場合、牛肉の約2倍の含有量になります。実際には、加熱調理によりポリアミンは分解されますので、納豆と焼き肉では含有量の差はもっと大きくなります。

健康な体を維持していくには、ポリアミン含有量の高い、納豆などの発酵食品を中心としたバランスの取れた食生活を心掛ける必要があります。先達の知恵である発酵食品、その源である有用微生物の力を有効に活用して、健康で長生きできる身体を作りましょう!

納豆博士

ポリアミンは乳児から高齢者まで必要な機能性成分です。納豆などの発酵食品を積極的に摂って健康に長生きしましょう!

小笠原 和也

小笠原 和也 
そのもの株式会社学術顧問

熊本大学大学院医学教育部卒。 ナットウキナーゼをはじめとする機能性⾷品原料の研究開発、 35年間に渡る納⾖菌を主とする微⽣物学・醗酵学・酵素学の研究開発の経験をもとに幅広く活躍中。

小笠原 和也

小笠原 和也 
そのもの株式会社学術顧問

熊本大学大学院医学教育部卒。 ナットウキナーゼをはじめとする機能性⾷品原料の研究開発、 35年間に渡る納⾖菌を主とする微⽣物学・醗酵学・酵素学の研究開発の経験をもとに幅広く活躍中。

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