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納豆にまつわるウワサを徹底解説(食べ方編)

納豆博士:小笠原 和也 そのもの納豆

巷には、納豆の食べ方について所説出ていますね。

「○○してはいけない」
「○○すると□□(成分)が壊れる」
「○○すると△△(体調)に良い」
などなど…。

これらの噂について、少し解説してみましょう。
 

Q:納豆を熱々のご飯に乗せて食べるのはNG?

答えはウソ。

熱々のご飯に乗せると、ナットウキナーゼが分解されるので良くない、というのが理由のようです。
確かに、ナットウキナーゼなどの酵素は熱に弱いです。ナットウキナーゼの場合、65℃で1時間置いておくと全て壊れます。しかし普通はそんな状態にはなりません。

また、このデータはナットウキナーゼを精製した状態でのもの。納豆そのものであれば、周りにタンパク質が多く存在するため安定性はさらに高くなります。
同様に、納豆菌やビタミンなどもそれほど影響は受けません。熱々のご飯に乗せて、ガッツリかき込んで美味しくお召し上がりください!

Q:納豆は加熱調理してはいけない?

答えは一部ホント。

加熱調理すると、ナットウキナーゼやビタミンなどの栄養成分が壊れ、脂肪分は酸化されます。その意味では良くないですが、美味しく食べるためには調理や加工は大事です。あまり気にせず、加熱調理や加工して問題ありません。

Q:納豆は卵との食べ合わせが悪い?

答えは一部ホント。

健康に悪いわけではありませんが、栄養の吸収に影響があります。
卵白の中に含まれるアビジン(タンパク質の一種)が、納豆に含まれるビタミンB群の一つであるビオチンの吸収を邪魔すると言われています。卵黄のみを使うか、加熱して半熟にして混ぜると良いそうです。

また、ビオチンは他の食品にも多く含まれていますので、バランスのとれた食事をしていれば気にすることはありません。

Q:ワーファリン服用者は、納豆が食べられない?

答えはホント。

納豆中には、ビタミンK2 が多く含まれています。ビタミンK2 には、骨にカルシウムをくっつける接着剤の役割と、血液を固める作用で、正常な血液の状態を保ったり、血管が傷ついた時に血液を固めて傷口を塞ぐ大事な働きがあります。
発酵食品を食べることが少ない欧米では、乳幼児の粉ミルクにも添加されています。また、総合ビタミン剤(サプリメント)には欠かせない栄養素です。

この様に、健常者には重要な栄養素ですが、一部の方は摂ることが出来ません。
脳梗塞、心筋梗塞などの血栓症になった方や大きな手術を経験した方などは、血が固まりやすくなっているため、血液抗凝固薬のワーファリンを処方されることがあります。ワーファリンは、ビタミンK2の働きを邪魔する薬ですが、両方が体内に入った場合はビタミンK2が勝ちます。そのため、ワーファリン服用者は、ビタミンK2の多い納豆を食べることを禁止され、ビタミンK1の多い緑黄色野菜やクロレラなどの摂取量を制限されます。

Q:納豆はネバネバ食品と一緒に食べると良い?

答えはたぶんホント。

オクラ、山芋、海藻類などのネバネバを食べると免疫力が上がり、おなかの調子も整えるので、納豆と一緒に食べると良いと言われています。そのような報告がいくつかありますが、医学的に証明されている訳ではありません。
しかし、一緒に食べると食欲も増しますし、たぶん有効なのでしょう。

なお、オクラ、山芋、海藻類のネバネバは〝増粘多糖類〟という、糖がたくさん繋がった物質です。納豆のネバネバは〝ポリ-γ-グルタミン酸〟で、アミノ酸の一つのグルタミン酸がたくさん繋がった物質ですので、少し構造と性質が異なります。

納豆博士

納豆にまつわるウワサの徹底解説食べ方編いかがでしたか?少しでも参考になっていたら嬉しいですね。

小笠原 和也

小笠原 和也 
そのもの株式会社学術顧問

熊本大学大学院医学教育部卒。 ナットウキナーゼをはじめとする機能性⾷品原料の研究開発、 35年間に渡る納⾖菌を主とする微⽣物学・醗酵学・酵素学の研究開発の経験をもとに幅広く活躍中。

小笠原 和也

小笠原 和也 
そのもの株式会社学術顧問

熊本大学大学院医学教育部卒。 ナットウキナーゼをはじめとする機能性⾷品原料の研究開発、 35年間に渡る納⾖菌を主とする微⽣物学・醗酵学・酵素学の研究開発の経験をもとに幅広く活躍中。

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