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砂糖の摂りすぎによる脂肪肝・高脂血症は腸内環境の変化が鍵 名古屋大学の研究チームが発表

3月26日に、名古屋大学の研究チームは、砂糖(ショ糖、スクロース)の摂りすぎによって起こるメタボリックシンドロームへつながる脂質代謝異常(脂肪肝・高中性脂肪血症)が腸内環境の変化によるものであることを見出したと発表しました。この論文は、3月8日に国際学術誌に掲載されており、注目が集まっています。

国際学術誌:The Journal of Nutritional Biochemistry

論文:『 High sucrose diet-induced dysbiosis of gut microbiota promotes fatty liver and hyperlipidemia in rats

メタボリックシンドロームは、インスリンが効きにくくなる状態が基盤となった生活習慣病の前段階を指します。「インスリンが効きにくくなる」という状態は、肥満によって引き起こされることが多いのですが、肥満でなくても脂肪肝によって引き起こされ、糖尿病になることもあります。

ですが、食事や運動に気を使うなど、生活習慣の改善により元の状態に戻すことができると言われています。これまでメタボリックシンドロームの原因は、食べすぎや油の摂りすぎが原因とされてきましたが、最近では、砂糖や甘味料の摂りすぎが主な原因の1つであると考えられています。

ところが、どうして砂糖の摂りすぎが脂質代謝異常を引き起こし、メタボリックシンドロームにつながるのかについては、ほとんどわかっていませんでした。

今回の研究では、砂糖の摂りすぎにより、大腸の腸内細菌叢が変化すること、そして、この変化が脂肪肝や高中性脂肪血症の原因であることを明らかにしました。

砂糖の摂りすぎによる脂質代謝異常から導かれるメタボリックシンドロームの予防方法は、その摂取を抑える他にほとんど知られてきませんでした。この研究成果から、腸内環境を整えることができれば、砂糖の摂りすぎによる脂質代謝異常やメタボリックシンドロームを予防できる可能性があり、食品成分による予防も可能になるかもしれません。

メタボリックシンドロームにも腸内細菌が関わっているなんて、本当に私たちの身体と腸内細菌の繋がりの深さに驚くばかりです。「肥満は万病のもと」といわれているように、様々な病気を引き起こします。世界的に見ても、特に先進国で肥満は問題となっており、糖尿病も増加しています。

江北町健康プロジェクトに参加されたモニター様からも、

「食べるものを意識するようになった」

「自分の便の色や形を見る習慣ができた」

「発酵食品を多く食べるようになった」

というように、モニター参加をきっかけに、今までの食生活を見直して、まずは食事から意識を変えたという方もいらっしゃいました。

体からのお便り「便」を毎日チェックしながら、腸内環境を整えていくことで肥満予防も心がけていきたいものですね。

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