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9月に入っても、「不調」が続いている方も多いのではないでしょうか。
秋が近づいてくると朝晩の気温も徐々に下がり始める一方、まだまだ昼間は暑く夏以上に寒暖差が大きくなることで、体調にも影響が出やすい時期といえます。
この「夏バテ」の主な原因は、「自律神経の乱れ」。炎天下と冷房のきいた室内を何度も行き来することで、体温調節を行う自律神経のバランスが崩れてしまうのです。自律神経系は、体を外界の変化に上手に適応させつつ体内環境を一定に保つために、昼夜を問わず不休で働いている神経系です。その自律神経が酷使されて疲れ果ててしまうのが「夏バテ」です。
自律神経の乱れは、消化不良や睡眠の質低下など、「疲れがとれない」状態を作り上げてしまいます。さらに問題なのは、自律神経が乱れることで、腸内で悪玉菌が増加してしまうことです。

いくつ当てはまりますか?
気になる症状、ただの不調と思っていませんか?夏バテは放っておくと危険です。
腸は、空腹時やリラックス時に活発に動き、殺菌性のある消化液で消化物や悪玉菌を処理しています。ところが自律神経が乱れると、腸の動きを正常にコントロールできなくなり、腸の「お掃除システム」がきちんと働かず、悪玉菌を抑える作用が不十分になります。結果、腸内に悪玉菌が増えてしまうのです。

腸内環境の悪化は、脳にストレスとして伝わり、それが自律神経を乱すという悪循環を招きます。さらにせっかく夏バテ対策をしても、腸が整っていないと期待した効果が得られない可能性も。
夏バテ対策には、食事から必要な栄養をしっかりとって、体力をつけることが大切。そして重要になるのが「腸」です。栄養素を吸収する器官である腸が乱れていては、せっかくの栄養をうまく身体に取り入れることができません。

くわえて重要なのが「十分な睡眠」。実は睡眠の質にも腸内環境が深く関係しています。睡眠を促進する「メラトニン」という睡眠ホルモンは、腸内細菌によって作られています。
腸内環境が乱れ、睡眠ホルモンや幸せホルモンが不足すると、睡眠不足やメンタル不調を招いてしまいます。腸内環境が整っていると、メラトニンの生成が活発になり、質の良い眠りにつながるのです。

「夏バテ」状態が長く続くと、メンタル面にも影響が及び、「夏うつ」と言われる状況を引き起こすことが知られています。これは、心の安定をもたらすホルモンである「セロトニン」の不足によるものと考えられています。
セロトニンは、メラトニンになる前段階のもの。腸内細菌が減って働きが衰えると、セロトニンもメラトニンも不足することになり、睡眠不足やメンタルの不調を招くのです。
暑い時期が長期化することで、夏バテする子供も増えているそうです。夏の疲れがなかなか取れないと感じたら、腸内環境ケアも意識してみましょう。



日高 絵美
日本臨床栄養協会認定 NR・サプリメントアドバイザー/発酵文化推進機構認定 発酵食品ソムリエ/そのもの株式会社 代表
IT・広告業界にて健康食品メーカーのマーケティング支援に長年携わる。業界の内側から商品と情報の両方を見続ける中で、「本当に良い商品を見極める眼」を持つことの重要性を痛感し、2007年にNR・サプリメントアドバイザー資格を取得。
消費者庁のガイドライン等でも推奨されるこの専門資格は、健康食品の成分・安全性・科学的根拠について、生活者の側に立って正しく判断・助言できる専門家の証。資格取得以来、原料の選定・製法・エビデンスの検証まで、その眼を自社ブランドの商品づくりに注ぎ続けている。

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