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歯を磨くと、腸も元気になるって知っていましたか?
歯と腸の健康は、実は深くつながっています。日々の丁寧な歯みがきやよく噛む習慣が、口の中を整え、それがめぐりめぐって腸の元気にもつながるのです。あなたの歯と腸、両方を意識したケアを始めてみませんか?
腸内環境を整えるために、納豆や発酵食品、食物繊維を意識している方も多いと思います。でも、実はその前に、「口の中」、つまり「歯」や「歯ぐき」の健康が腸の状態にも関係していることをご存じでしょうか。
食べたものは、口から入り、胃、腸と進んでいきます。つまり、腸に届く前の「入口」が健康でなければ、どんなに良い食事も、腸がきちんと受け取れないのです。口から腸まで続く〝健康の道〟の第一歩は、歯のケアから。丁寧なケアを習慣にすることで、全身の健康を育む土台が築かれます。
歯やあごの力が弱くなると、しっかりかめずに食べものを丸のみしてしまいがちです。かむことで、食べものは細かく砕かれ、唾液に含まれるアミラーゼ(消化酵素)と混ざって、胃での消化が促進され、腸に届きやすくなります。
かむ回数が少ないと、腸は「消化されていない大きなかたまり」を処理しなければならず、負担がかかってしまいます。また、かむことで出る唾液には抗菌作用や自浄作用があり、口の中を清潔に保つだけでなく、胃腸のはたらきも助けているのです。
毎日の歯みがきや、よく噛む習慣が、腸内環境を整え、全身の健康へと繋がります。この「口と腸の繋がり」を意識して、健康寿命を延ばしましょう。今日からできる「5つの習慣」をまとめてみました。

寝ている間は唾液の分泌が減り、口の中の菌が増えやすくなるため、夜のケアがとくに大切です。フッ素は虫歯予防に効果的ですが、年齢に合わせた適切な濃度の歯みがき粉を選びましょう。

歯ブラシだけでは落としきれない汚れがたまると、歯周病の原因になります。はじめて歯間ブラシを選ぶときは、小さいサイズから試してみることをおすすめします。

水やぬるま湯でのうがいは、口の中の食べかすを洗い流し、口内を一時的に清潔に保つのに役立ちます。さらに効果を高めたい場合は、殺菌成分を含む洗口液(マウスウォッシュ)を使うと、口臭や歯周病対策への効果が期待できます。

歯のザラつきや、歯ぐきからの出血、口臭は、お口のトラブルのサインです。しかし、問題が起きてから対処するよりも、未然に防ぐことが何より大切です。3〜6か月に一度は歯科医院でプロのクリーニングを受け、お口の状態をチェックしましょう。

唾液の分泌を促し、胃腸での消化・吸収をスムーズにします。よく噛むためには、「急いで食べない」「飲み物で流しこまない」といった工夫をしてみましょう。
口の中には約700種類もの細菌がすんでいると言われています。特に、歯周病菌は、歯ぐきの炎症や出血を引き起こすだけでなく、唾液や食べものとともに飲みこまれ、胃を通過して腸に届くこともあります。
最近の研究では、ある種類の歯周病菌が腸内フローラのバランスを乱し、炎症性腸疾患(IBD)や大腸がんの進行に関わっている可能性も報告されています。つまり、口の中の環境は、腸の状態や病気のリスクとも深くつながっているのです。
腸の不調を感じたとき、すぐに食事を変えるのも大切ですが、「口の中の環境はどうかな?」と見直してみるのもひとつのヒントです。
私たちの体は、腸内フローラだけでなく、オーラルフローラ(口内細菌のバランス)も大切にする時代に入っています。毎日の歯みがきやかむ習慣が、腸を元気にし、全身の健康につながっていく――。そんなことを、日々の暮らしのなかで意識していきたいですね。
参考
厚生労働省 e-ヘルスネット(口腔の疾患と全身疾患との関連)、日本歯科医師会(HAPPY Smile:お口の健康と全身の健康)、東京医科歯科大学監修(第3回 噛むことと健康 研究会講演資料)

日高 絵美
日本臨床栄養協会認定 NR・サプリメントアドバイザー/発酵文化推進機構認定 発酵食品ソムリエ/そのもの株式会社 代表
IT・広告業界にて健康食品メーカーのマーケティング支援に長年携わる。業界の内側から商品と情報の両方を見続ける中で、「本当に良い商品を見極める眼」を持つことの重要性を痛感し、2007年にNR・サプリメントアドバイザー資格を取得。
消費者庁のガイドライン等でも推奨されるこの専門資格は、健康食品の成分・安全性・科学的根拠について、生活者の側に立って正しく判断・助言できる専門家の証。資格取得以来、原料の選定・製法・エビデンスの検証まで、その眼を自社ブランドの商品づくりに注ぎ続けている。

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