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快便をつくるのは朝のゴールデンタイム!快便のための「朝ルーティン」とは

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朝食が、おなかの目覚ましに

朝、目が覚めたときに「お腹が動き出すような感じ」がすることはありませんか?

私たちの腸は、寝ている間も活動を続けていますが、朝になると便意を感じるようになるのは偶然ではありません。体には自然な排便のリズムがあるのです。

夜、眠っている間はリラックスをつかさどる副交感神経が優位になり、腸の活動も活発になります。この間に、腸は食べたものの消化・吸収を終え、不要なものをぜん動運動によって直腸まで運び、排便のスタンバイに入ります。

そして朝、直腸内に十分な量の便がたまった状態で目を覚まし、朝食を摂ると、その刺激が胃から脳へ伝わり、脳から直腸へ排便を促すシグナルが出されます。朝食を摂っていない場合でも、光を浴びたり体を動かしたりすることで交感神経が活発となり体が活動モードになると、同様のシグナルが出て排便につながります。

なぜ朝は、便が出やすいの?

実は、人間の腸の動きには「体内時計」が関わっています。これは、サーカディアンリズム(概日リズム)と呼ばれ、腸にも1日の中で活発になる時間帯があるのです。

朝食をとると、腸では「胃結腸反射(gastrocolic reflex)」という生理反応が起こります。これは、胃に食べ物が入った刺激によって、大腸が反応し、ぜん動運動が起こるしくみです。特に起床後の1〜2時間は、この反射がもっとも強く働く時間帯とされています。

また、夜に作られた便が直腸に送り込まれている状態なので、朝は排便の〝スタンバイ〟が整っているタイミングでもあります。

つまり、「朝に出す」のが体の自然なリズムにかなっている、というわけです。

快便のための「朝ルーティン」

腸のリズムを最大限に活かし、快便を習慣化させるためには、 日々の 「朝のルーティン」がとても大切です。

①起きたらすぐに常温の水か白湯を1杯飲む

就寝中の発汗で失った水分を腸にも補給し、便をやわらかくします。冷たい水より常温〜ぬるめが理想。

②軽いマッサージやストレッチで腸を目覚めさせる

おへその周りを「の」の字を描くように時計回りにゆっくりさするマッサージや、腰をひねるストレッチは、腸のぜん動運動を促す手助けになります。起きた直後や朝食後に数分行うのがおすすめです。

③発酵食品、食物繊維を含む朝食をとる

発酵食品(納豆、味噌汁)、食物繊維(野菜、海藻、きのこ)を含む食事で腸内環境をサポート。エネルギー源の炭水化物と代謝促進に必要なタンパク質と脂質の摂取も忘れず、バランスのとれた食事を。

④毎朝同じ時間にトイレに座る

排便の習慣化(=排便の条件反射)を育てます。「出なくても座る」を続けるのがコツ。このとき、足を少し高くする(台などに乗せて膝を上げる)と、直腸の角度がまっすぐになり、スムーズに出やすくなります。

このようなルーティンは、腸の〝時計〟に毎日「今から出す時間だよ」と教えてあげるようなものです。 特別なことは必要ありません。小さな刺激の積み重ねが、腸のリズムを整え、快便を導いてくれるのです。

おわりに

便秘気味の方の中には、「薬を飲まないと出ない」と悩んでいる方もいるかもしれません。でも、腸の動きは本来、自分の体に備わった自然な力です。

朝のちょっとした習慣の見直しで、その力はまた目覚めてくれます。明日の朝から、まずは白湯を一杯。あなたの腸がよろこぶ、1日のはじまりをつくってみませんか?

参考

厚生労働省 e‑ヘルスネット「排便のしくみと便秘の予防」、日本消化器病学会「胃結腸反射と排便のメカニズム」(総説)、四日市羽津医療センター「大蠕動と胃結腸反射」
この記事の執筆・監修者
日高 絵美/日本臨床栄養協会認定 NR・サプリメントアドバイザー/発酵文化推進機構認定 発酵食品ソムリエ/そのもの株式会社 代表

日高 絵美

日本臨床栄養協会認定 NR・サプリメントアドバイザー/発酵文化推進機構認定 発酵食品ソムリエ/そのもの株式会社 代表

IT・広告業界にて健康食品メーカーのマーケティング支援に長年携わる。業界の内側から商品と情報の両方を見続ける中で、「本当に良い商品を見極める眼」を持つことの重要性を痛感し、2007年にNR・サプリメントアドバイザー資格を取得。
消費者庁のガイドライン等でも推奨されるこの専門資格は、健康食品の成分・安全性・科学的根拠について、生活者の側に立って正しく判断・助言できる専門家の証。資格取得以来、原料の選定・製法・エビデンスの検証まで、その眼を自社ブランドの商品づくりに注ぎ続けている。

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