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臭いおならや、体臭や口臭。そのニオイの原因は、もしかしたら腸内の悪玉菌が増えているからかもしれません。今回は、悪玉菌を増えて腸内環境が悪化してしまう原因や生活習慣についてまとめました。
腸内フローラは〝善玉菌が優勢な状態〟が理想。悪玉菌が増えて腸内のバランスが乱れると、栄養の吸収が悪くなったり有害物質が体中に蓄積されて、おならや便が臭くなるだけでなく健康リスクも高まる可能性があります。
最近では、英国バブラハム研究所が〝体内にすむ良い腸内細菌が、細胞内の遺伝子をコントロールしている〟という驚きの発表をしました。腸内環境の乱れは、心身のあらゆる機能にも影響を与えてしまうようです。

野菜や豆類、海藻類など、食物繊維をとる機会が少なく、脂多めでジューシーな肉が好きな人は特に要注意。悪玉菌の大好物は、動物性たんぱく質や脂肪です。これらをエサにして分解、腐敗させて有害な物質を出し続けます。
体の中の温度からすれば、それはまるで〝真夏の生ゴミ状態〟。こうやって環境が悪化すると、さらに悪玉菌は増殖します。

赤ちゃんの腸内細菌は99%が善玉菌で占められています。離乳食を境に善玉菌は減り続けて、50代からは悪玉菌が急激に増殖します。なにも対策をせずに過ごしていると、知らず知らずのうちに、悪玉菌が増え続けて腸内フローラは乱れていきます。
50歳を過ぎたあたりから『急にスッキリしなくなった』『だるさが続くようになった』『老けてみられるようになった』という人は、善玉菌より悪玉菌の方が多くなっているかもしれません。

テスト前や、大事な会議の前にお腹が痛くなったり下したりした経験はありませんか?
デリケートな腸内フローラはわずかなストレスでも過敏に反応します。ストレスを感じたら放出される〝カテコラミン〟という神経伝達物質が悪玉菌の増殖を促し、病原性を高めてしまうからだそう。ストレスは直接的に悪玉菌を増やすため、特に注意が必要ですね。

抗生物質は体に害を与える細菌を退治するためには有効ですが、腸内フローラの善玉菌まで死滅させてしまうため困り者です。加工食品や惣菜・弁当に含まれる、 保存料や着色料などの食品添加物なども悪玉菌を増やして腸内フローラを乱します。私たちが1年間で摂っている食品添加物の量は、なんと〝平均8kg〟とも言われています。

歳だからいろんな不調が出ても仕方がないとあきらめる前に、悪玉菌を増やさない生活を心掛けてみましょう。放っておくと増え続ける悪玉菌ですが、止める方法はあります。
腸内フローラの理想バランスは、〝善玉菌20%、悪玉菌10%、日和見菌70%〟です。この割合の大半を占める日和見菌は〝善玉菌〟と〝悪玉菌〟のどちらか多い方に味方します。つまり、日和見菌を善玉菌の味方にするためには、善玉菌を悪玉菌の2倍にキープしておくことが必要なのです。
健康の要とも言われている〝腸〟。できることからしっかりケアすることを心がけていきましょう。
1.Life Sciences Research for Lifelong Health/英国バブラハム研究所
2.病気にならない乳酸菌生活/藤田紘一郎
3.厚生省年齢別食品添加物一日摂取量,成人,20-64歳(平成12年)
4.腸が変われば人生が変わる!驚異の腸内フローラ/著者: 藤田紘一郎


日高 絵美
日本臨床栄養協会認定 NR・サプリメントアドバイザー/発酵文化推進機構認定 発酵食品ソムリエ/そのもの株式会社 代表
IT・広告業界にて健康食品メーカーのマーケティング支援に長年携わる。業界の内側から商品と情報の両方を見続ける中で、「本当に良い商品を見極める眼」を持つことの重要性を痛感し、2007年にNR・サプリメントアドバイザー資格を取得。
消費者庁のガイドライン等でも推奨されるこの専門資格は、健康食品の成分・安全性・科学的根拠について、生活者の側に立って正しく判断・助言できる専門家の証。資格取得以来、原料の選定・製法・エビデンスの検証まで、その眼を自社ブランドの商品づくりに注ぎ続けている。

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