
腸内細菌叢検査・分析レポートお渡し会が開催されました。
こんにちは、広報担当の田中です。
昨年2月に江北町と包括連携協定を結び、新型コロナの状況に配慮しつつ、進めてきた本プロジェクトですが、200名を超える町民モニター様にご参加いただき、おかげさまで昨年11月から2ヶ月間の検証が無事終了いたしました。関係者の皆様、ご協力ありがとうございました。
そして、4月19日(月)、「腸内細菌叢検査・分析レポートお渡し会」と題しまして、医師や大学教授、専門家の先生方にもご参加いただき、モニター様お一人おひとりに、腸内細菌叢検査・分析レポートをご提出させていただくことができました。
町民モニター様に期間中ご提供いただいた大便検体や、毎日つけていただいたチェックシートを、今回の検査にご協力いただいたシンバイオシス・ソリューションズ様で解析を進めております。細菌を培養することなく、直接大便検体から腸内細菌のDNAを抽出し腸内細菌DNAの遺伝子配列を最新の次世代シーケンサー (NGS)を用いて読み取り、データ化する最新の技術により、腸内細菌叢の分析が進められます。
今回の腸内細菌叢解析結果から被験者の疾病リスク等や食事の改善を60ページほどのレポートにして、モニター様にお渡ししました。
開会は、今回医学面で多大なるサポートをしていただいている、脳神経外科専門医の森照明先生にご挨拶いただきました。
森先生からはモニター様にご参加いただいことへのお礼をお伝えいただき、大変意義のあるプロジェクトであることをお話しいただきました。
会の前半は、弊社代表の日高より、レポートの解説をさせていただきましたが、モニター様は、自分のレポートを見ながらメモを取り真剣にお話しを聞いていたのがとても印象的でした。
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そして、後半は、今回の検証の全体設計をデサインしていただいた東京理科大学の村上康文教授より「最新の腸内細菌叢DNA分析と本プロジェクトの研究評価」についてお話しいただきました。
腸内細菌叢DNA分析と合わせ、モニター様には、毎日の健康状態・食習慣を記録してもらうための「デイリーチェックシート」もご提出いただきましたので、そのデータも一緒にどういったデータが解析されるか、村上教授も専門家として、期待値が高いとのご評価をいただき、とても楽しみにされているとのことでした。
このような検査で町民の方々の健康状態が可視化され、自分に必要な食材や避けた方が良い食材を参考にでき、健康寿命を延ばす参考にできることは、町の発展にもつながることを改めて実感いたしました。
また、九州大学大学院工学研究院 主幹教授の馬奈木先生からは、「本プロジェクトの、SDGsの取り組みとしての、価値や意義」についてお話しいただきました。
国連のSDGs「新国富報告書」代表の馬奈木先生は、SDGsの取組みを適切に評価し定量的に見える化していくことで、地域社会・企業の持続可能性を重視した経営の転換を行う活動をグローバルに進めておられ、国連目標SDGsを使って地域を元気に、「より健康に、元気に」を発信して誰もやってない取り組みを推進しましょう!という強いメッセージとともに、本プロジェクトをSDGsの側面から評価していきたいという力強いメッセージをいただきました。
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江北町町長からは、「プロジェクトを通して、江北町だけが良くなったということではなく、また、今、江北町も日本も、世界中が様々な問題・課題を抱えているけれど、
目に見えるものばかりに捉われるのではなく、時に、まだ目にみえていないことにも、思いを馳せ、小さなことからでも、良くしていこうと思えるきっかけになってくれたら」と、江北町愛を深く感じるメッセージを最後にいただき、感動とともに会を終えることができました。
江北町役場の地域振興課の職員の皆様にも、検証中のモニター様の対応から、今回のレポートお渡し会までご協力いただき本当にありがとうございました。
この記事を読んでくださっている皆様には、解析結果の発表を楽しみにしていただきたければと思います。
sonomono®は、これからも人々の健康のため、町の発展のため、スタッフ一丸となって頑張っていきますので、引き続きご支援のほどよろしくお願いします。