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【納豆博士が解説】 飲む点滴「甘酒」の栄養成分や効果は? 1700年以上飲まれ続ける日本伝統の発酵食品

生きて腸まで届く 納豆菌を毎日手軽に。そのもの納豆
生きて腸まで届く 納豆菌を毎日手軽に。そのもの納豆
目次

「甘酒」は飲む点滴!栄養豊富な発酵食品。栄養成分は?

甘酒は「飲む点滴」とも言われる栄養豊富な発酵食品です。「酒」とついていますが、現在主に飲まれているのはノンアルコール飲料です。

ヒトのエネルギー源であるブドウ糖を始め、9種類全ての必須アミノ酸、ビタミン B 群、葉酸、消化酵素などの成分が含まれ、栄養補給や弱った体の回復に効果があります。

甘酒と納豆の栄養成分比較(日本食品標準成分表2020年版(八訂)より)

可食部100g当たり甘酒粒納豆(糸引き納豆)
エネルギー322kcal190kcal
水 分79.7g59.5g
たんぱく質1.7g16.5g
脂質0.1g10.0g
炭水化物18.3g12.1g
食物繊維0.4g6.7g
ミネラル 
 ーナトリウム60mg2mg
 ーカリウム14mg660mg
 ーカルシウム3mg90mg
 ーマグネシウム5mg100mg
 ーリン21mg190mg
 ー鉄0.1mg3.3mg
 ー亜鉛0.3mg1.9mg
 ー銅0.05mg0.61mg
 ーマンガン0.17mg-mg
 ーセレン-μg16μg
 ークロム-μg1μg
 ーモリブデン-μg290μg
ビタミンE(トコフェロール)9.9mg
 ーαTr0.5mg
 ーβ0mg0.2mg
 ーγ0mg5.9mg
 ーδ0mg3.3mg
ビタミンK0μg600μg
ビタミンB群
 ービタミンB10.01mg0.07mg
 ービタミンB20.03mg0.56mg
 ーナイアシン0.2mg1.1mg
 ービタミンB60.02mg0.24mg
 ー葉酸8μg120μg
 ーパントテン酸0mg3.60mg
 ービオチン18.0μg
文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」を元に作成

甘酒の歴史とは?1700年以上前から飲まれていた

甘酒の歴史は古く、奈良時代(720年頃)に書かれた日本最古の歴史書「日本書紀」に「289年頃、吉野の民である国栖人(くすびと)が、応神天皇に酒(こさけ)を捧げて国栖奏を奏で、酒宴を行った。」と書かれています。この当時は、甘酒ではなく、「醲」または「醲酒」と呼ばれていた様です。「こさけ」あるいは「れいしゅ」と読むそうです。同じ奈良時代に書かれた「播磨国風土記」に、麹から作られる日本酒の記録があります。麹と米で作られる日本酒、甘酒などは、1,700年以上前から飲まれていたことが伺えます。

神代の時代には神様と天皇に捧げられ、平安時代頃からは宮中の飲み物となり、やがて全ての日本人の飲み物となって行きました。江戸時代末期(1840年代)には、京都、大阪、江戸(東京)で甘酒売りが繁盛していたとの記録もあるそうです。この頃、京都・大阪では夏場の栄養補給として飲まれていましたが、江戸(東京)では一年を通じて飲まれていたとの記録があります。

甘酒の作り方とオススメの飲み方は?

甘酒の作り方は二種類

甘酒の作り方には二種類あります。

一つ目は、同量の蒸米またはご飯と麹を混ぜ、1.5倍量の水またはお湯を加え、55 ~ 60 ℃に保温したまま、一晩から一日程度発酵させます。ブドウ糖やミネラル、ビタミン B群、必須アミノ酸が豊富なノンアルコール飲料です。

もう一つは、酒粕をお湯で溶いて砂糖を加えたものです。栄養分は少なく、アルコールも含まれますので注意が必要ですが、食物繊維が多く含まれ便秘の解消や抗酸化力に優れた甘酒になります。

体力回復、栄養補給、健康維持に甘酒を飲もう

夏場や病後には、体力回復や栄養補給のために、常温か冷やして飲むのが良いでしょう。冬場には、生姜などを加え温めて飲むと、栄養補給だけではなく、冷え性の改善や基礎代謝のアップにつながります。基礎代謝のアップは、肥満の予防だけでなく、風邪やインフルエンザの予防や免疫力の向上にもつながります。

先人たちの知恵と、微生物や酵素のチカラがいっぱい詰まった発酵食品を食べて、健康維持を心掛けましょう。

参考文献・サイト

1) くらしと微生物:村尾澤夫・藤井ミチ子・荒井基夫 共著、培風館
2) 甘酒,com  http://xn--l8j4ao3n.com/basic/
小笠原 和也

小笠原 和也 
そのもの株式会社学術顧問/
九州大学大学院 農学研究院 特任准教授

熊本大学大学院医学教育部卒。 ナットウキナーゼをはじめとする機能性⾷品原料の研究開発、 35年間に渡る納⾖菌を主とする微⽣物学・醗酵学・酵素学の研究開発の経験をもとに幅広く活躍中。

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