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遺伝子組換え作物とは、「別の生物の細胞から取り出した有用な性質を持つ遺伝子を、その性質を持たせたい植物等の細胞の遺伝子に組み込み、新しい性質をもたせる技術を用いて開発された作物」のことです。
そして、日本では下記の 9農産物およびそれを原材料とした33加工食品群が流通を認められ、遺伝子組換え表示制度の義務対象品目となっています。
【遺伝子組換え表示制度の義務対象品目】
大豆、とうもろこし、ばれいしょ、なたね、綿実(わた)、アルファルファ、からしな、てん菜(砂糖大根)、パパイヤ
遺伝子組み換え作物の中で、「大豆」の加工食品は、33品目中 15品目と最も多くなっています。
日本人の食生活において大豆は非常に重要な作物ですが、残念なことに国内自給率は 6 ~ 7 %しかありません。残りの93 ~ 94 %は、アメリカ、ブラジル、カナダ、中国などからの輸入に頼っています。そして、輸入品の9割以上が遺伝子組換え大豆です。つまり、日本に流通する大豆の約 84 %は遺伝子組換え大豆なのです。
日本で流通している遺伝子組換え大豆は、29種類と報告されています(2023年3月24日現在)。その多くは、除草剤耐性遺伝子が付与されたものです。その他にも、害虫抵抗性、高オレイン酸形質、ステアリドン酸耐性遺伝子が付与されたものなどがあります。
市場に並ぶ時点で、組換え遺伝子(DNA)かその遺伝子によって産生されたタンパク質が検出可能な遺伝子組換え作物とその加工品には、遺伝子組換えか否かの表示が義務付けられています。
組換え遺伝子(DNA)か、その遺伝子によって産生されたタンパク質が検出できないほど強く加工されたものや、分別生産流通管理が行われたものは、任意表示となり表示が推奨されています。分別生産流通管理(IPハンドリング)とは、「遺伝子組み換え農産物と非遺伝子組み換え農産物を生産・流通および加工の各段階で混入が起こらないよう管理し、そのことが書類等により証明されている」ことです。
2023年4月1日に遺伝子組換え食品の表示制度が以下の様に改訂されました。
●遺伝子組換え大豆は、「大豆(遺伝子組換え)」と表示しなければなりません。
●分別生産流通管理が行われ、且つ遺伝子組み換え大豆の混入がないと証明された大豆とその加工品のみが「大豆(遺伝子組換えでない)」または「大豆(非遺伝子組換え)」と表示することができます。
●分別生産流通管理が行われているが、組換え大豆が 5 %以下の意図せざる混入があるものについては、「大豆(分別生産流通管理済み)」や「大豆(遺伝子組換え混入防止管理済)」と表示しなければなりません。
●分別生産流通管理が行われていないもの、分別生産流通管理を行っているが、組換え大豆が 5 %以上の混入が認められるものについては、「大豆(遺伝子組換え不分別)」と表示しなければなりません。なお、「不分別」という表現はわかりにくいため、パッケージに余白があれば、その意味を追記することが推奨されています。
日本で流通している大豆の約 84%は遺伝子組換え大豆です。
この大豆は、豆腐、味噌、醤油、納豆等の原料となるほか、牛や豚の飼料となります。また、大豆油の原料となります。大豆から大豆油を搾った残渣は、「脱脂大豆」として更に利用されます。脱脂大豆はハンバーグやミートボールなどの加工食品の〝つなぎ〟として使われたり、牛や豚の飼料となるほか、タンパク質を濃縮した「大豆タンパク」や、タンパク質を酵素分解した「大豆ペプチド」に加工されます。
昨今、トレンドとなっているプロテイン(ソイ・プロテイン)や代替肉である大豆ミートの多くは、脱脂大豆、大豆たんぱく、大豆ペプチドが原料となっています。これらのほとんどは、遺伝子組換え大豆の派生品(加工品)なのです。
遺伝子組換え大豆について考える時、この事実にも目を向ける必要があると考えています。
では、国産大豆は遺伝子組み換えなのでしょうか?
農林水産省のホームページには下記のように記されています。
現在、我が国で都道府県が普及奨励している大豆の品種は、全て日本国内で育成された品種か、日本に古くから伝わる在来種です。 これらの大豆品種には遺伝子組換え技術は使われていません。
生産者団体からの問い合わせに対し、農林水産省の試験研究機関及びその指定試験地で育成された大豆品種には、遺伝子組換え技術が使われていない旨の回答が行われています。
遺伝子組み換え大豆を避けたい場合は、原料表記を見て国産の大豆を選ぶといいでしょう。
参考文献・サイト
1) 「遺伝子組み換え農産物」について : 農林水産省
https://www.affrc.maff.go.jp/docs/anzenka/attach/pdf/GM1-1.pdf
2) 遺伝子組換え食品 : 消費者庁ホームページ
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/food_safety/food_safety_portal/genetically_modified_food/
3) 知っていますか?遺伝子組換え表示制度 : 消費者庁
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/food_safety/food_safety_portal/genetically_modified_food/assets/genetically_modified_230330_0001.pdf
4) 遺伝子組換え食品の安全性について : 厚生労働省医薬食品局食品安全部
https://www.mhlw.go.jp/topics/idenshi/qa/pamph01.html
5) 遺伝子組換え作物とは : バイテク情報普及会
https://cbijapan.com/about_gmo/gmo_about/
6) 食用大豆 -アメリカ大豆の魅力-,U.S. SOYBEAN EXPORT COUNCIL :
https://ussoybean.jp/soy-power/foods
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