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今回から、『納豆のおはなし』と題して、納豆や納豆菌の知識や小ネタなどを掲載していきたいと思います。
まず初回は・・・納豆クイズです。
ちょっと簡単すぎたかもしれませんが、
答えは『納豆菌と大豆』です(※糸引き納豆に限定)。
変り種納豆として黒豆、枝豆、青大豆などがありますが、黒豆の正式名称は「黒大豆」、枝豆は大豆(黄大豆)の未熟な状態。
つまり、全て『大豆』なんです。
では、大豆以外の豆類で納豆は出来ないのでしょうか?
答えは、私の知る限りでは
無理!
今から三十数年前(私がまだ大学生だった頃)、色々な豆類に納豆菌を植えたらどうなるかを実験しました。小豆、うずら豆、ひよこ豆、レンズマメなどを試験したと記憶しています。
結果は…
の三拍子が揃いました。おかげで鮮明に覚えています。
答えは…、わかりません。
大豆を植物の分類学的にみると、植物界-被子植物-真正双子葉類-バラ類(真正バラ類)-マメ群-マメ目-マメ科-マメ亜科-ダイズ属-ダイズ種になります。
ダイズ属には、ダイズ種、青ダイズ種、黒ダイズ種だけで、先に実験した他の豆類は、属の分類から異なります。
つまり、生物学的には異なり、成分的にも違いがある。
といった程度までは推測できますが…、肝心の成分が不明です。
どなたか研究していただける科学者が居れば良いのですが、こんな地味な研究する人はいないでしょう…。
最後に、ここだけの内緒話ですが、
納豆菌を純粋培養して、ナットウキナーゼ、PGA(ポリグルタミン酸:ネバネバ成分)、ポリアミンなどの機能性成分を生産させる際に、大豆を与えないとこれらの機能性成分はほとんど生産されません(経験談)。
納豆菌と大豆の出会いは、運命的なマリアージュなのです!
納豆は、まだまだ不思議がいっぱいの発酵食品です。
小笠原 和也
そのもの株式会社学術顧問/
九州大学大学院 農学研究院 特任准教授
熊本大学大学院医学教育部卒。 ナットウキナーゼをはじめとする機能性⾷品原料の研究開発、 35年間に渡る納⾖菌を主とする微⽣物学・醗酵学・酵素学の研究開発の経験をもとに幅広く活躍中。
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