藤本 直弥さん(パーソナルトレーニングジムsanté代表)インタビュー②


「健康の要は、何よりもまず食事」意識改革と習慣化をストレスフリーに導くスペシャリスト
インタビュー:藤本 直弥さん(パーソナルトレーニングジムsanté代表) 2022.7.29
大阪府堺市にあるパーソナルトレーニングジムsanté(サンテ)の代表兼パーソナルトレーナーの藤本直弥さん。“一時的に痩せた身体を作るのではなく、生涯を通して健康で美しい理想の身体を手に入れる”。そのために、一人ひとりの生活習慣や考え方に徹底的に寄り添いつづけ、二人三脚でゴールを目指すという藤本さんの哲学は、わずか数年で、大阪の隠れ家的なジムと呼ばれるまでに成長させています。お客様のほとんどがクチコミや紹介という人気の理由を、今回のインタビューで垣間見ることができました。
「Live strongly―自分らしく生きる、人生をチャレンジする」
筋肉という見た目重視だった過去から食事や腸内環境を重視するに至った経緯や、これまでの経験から培った知識や食に対するこだわり、「そのもの納豆」との出会いやお客様の驚きの体験談まで、一つひとつ丁寧にお話ししていただきました。
自分の体で実験した結果、プロテインは飲まないと決めた。
ーープロテインの話はかなり衝撃だったんですが、飲まなくなった理由を教えてください。
藤本 以前は、ただ筋肉をつけたいという理由だけでプロテインをガッツリ飲んでいました。でもだんだんと考え方が変わったんです。筋肉隆々という見た目よりも、いつまでも健康で若々しく動ける体でありたいと思うようになりました。体の仕組みや腸内環境の重要性など勉強していくと、実はプロテインを飲むのは腸内環境にとって良くない選択かもしれないと気づいたんです。だから、まずは自分の体で試してみようとプロテインを飲むのをやめました。
ーープロテインをやめてみて、体にどんな変化がありましたか?
藤本 個人差はあると思いますが、まずびっくりしたのが、僕の場合は背中の吹き出物がなくなりました。あと下痢気味だったのが治ったんです。プロテインを飲まなくなってから、お肉、魚、卵、納豆をメインに食事でタンパク質を取るように心がけましたが、便の形がすごく良いし、出る時間も整って嫌な臭いもなくなりました。
飲むプロテインは、タンパク質以外の様々な添加物も入っています。それを体に入れることで腸内環境を悪くしている、まさに本末転倒だと気づきました。お金をかけたのに逆に腸内環境を悪くしてしまうプロテイン、僕はこれからも絶対に飲まないと思います。プロテインをやめても筋肉量が減ったということもなかったので、不安を感じることもなくやめることができました。
健康のために気をつけていること、それは絶対に食事です。
ーー藤本さんの「一日のスケジュール」について教えていただけますか?
藤本 基本的にジムと自宅の往復です。睡眠時間は7時間以上はとるようにしていて、朝と寝る前にはストレッチを必ずやるようにしています。もうひとつ習慣化しているのは朝起きて飲む白湯です。腸を目覚めさせるため、腸を冷やさないようにするために白湯を毎日飲み、基本的に朝食は食べません。朝4時から昼12時までの8時間は体のデトックスタイム。汗を出したり体の疲労物質を出したりする時間なので、そこで食事をしてしまうと体が混乱します。消化器官がずっと働きっぱなしになってしまうので、この時間帯の食事は控えて白湯にしています。

ーー朝は食べないということですが、昼食と夕食で工夫していることはありますか?
藤本 食事は12:00〜20:00くらいの間に昼食と夕食をとるようにしています。炭水化物(お米)と、決まった量のお肉か魚、納豆、きのこ類が入ったお味噌汁、野菜という感じで、カロリーや栄養のバランスがほぼ同じものを食べるように意識しています。

ひじき煮、オクラユッケ、納豆


なめこの味噌汁

小松菜と薄揚げ炒め、豆腐の味噌汁
便秘に悩むお客様に必ず勧める「納豆」は、腸活にも優れた食材。
ーースーパーフードとして納豆をブログでも紹介されていましたね。
藤本 特に女性は、どうしても生理の周期やホルモンバランスの乱れで、体にいいものを食べていても便秘になるタイミングがあると思うんです。妻も便秘気味だったので、腸内環境を改善するために一緒に納豆を食べ続けています。すぐに毎日出るようにはならなかったんですけど、納豆を食べる習慣をつけるだけで出る回数が増えました。
僕自身も毎日食べていて納豆は素晴らしい食材だと実感していますので、便秘に悩むお客様には必ずといっていいほど納豆をすすめています。

食事の重要性を実感している藤本さん。納豆の健康効果を奥様と一緒に自身の体で実証したといいます。そんな徹底したこだわりがお客様の信頼につながっているのかもしれません。