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インタビュー:開本さんご家族 2023.6.6
福岡県大牟田市で、介護事業所・養成施設を運営されている開本惠美さん。少子高齢社会の中で、悩みを抱えている人の問題を解決して笑顔になれるような支援を継続していきたいと、主任ケアマネージャー/社会福祉士/介護福祉士/認知症ケア専門士/介護福祉士実習指導者/実務者研修教員/心理カウンセラー等、様々な資格を活用して問題解決に取り組まれています。
娘:友紀(ゆうき)さん、孫:千紘(ちひろ)くん1歳8ヶ月(取材当時)と、3世代で「こな納豆」をご愛用中の開本さんご家族。千紘くんの病気をきっかけに「こな納豆」と出会い、原材料に気配りのある自然食品を取り入れるように普段から心がけていらっしゃるそうです。
ーー開本さんは、どのような介護現場で働いていらっしゃったのでしょうか。
開本 30代から介護に関わり始め、最初は病院内の介護、その後は訪問介護や施設介護にも携わるようになりました。そうして介護に向き合うほどに、その施設での介護のやり方に対して疑問に思うことが出てくるんです。そうしたときに先輩職員に尋ねると、「前からやってることだから」と一言で済まされてしまうんです。命を預かる仕事なのに、根拠も示されず、本当にこれでいいのかと私は1人で悩み、「介護技術や知識を根本から学び直したい!」と思うようになりました。当時は、私の子どもも学生だったため、周りにも反対されましたが、45歳から2年間学校に通い、学びました。さらに、50歳のときは、社会福祉を勉強するために別の学校にも行きました。
ーーそして今は、介護事業所・養成施設を運営、土日コースの講師として生徒さんたちに講義もされているんですよね。
開本 世間的には介護は3K(きつい、汚い、危険)をイメージされ、労働条件の厳しい職種のひとつとして捉えられています。しかし、私自身は現場で仕事をしていて「実に面白い!」と感じる毎日です。厳しさもありますが、面白さもある介護の世界を多くの人に実感してほしいとの思いから、介護事業所で働ける資格を取得すると同時に「介護福祉士国家試験受験資格」が得られる介護福祉士実務者研修養成施設を運営しています。
ーー45歳という年齢から学び始め、学校も立ち上げるバイタリティが素晴らしいですね。
開本 家族や周りの方の影響もあるのかもしれません。祖父の85年の人生は有田焼の絵付け一筋で、工房で最期を迎えました。母も80歳までオーダーメイドの洋服作りに取り組んでおり、認知症になってからも「仕上げが間に合わない!」と言ってたくらいです。
世の中には、91歳の看護師で年下の介護をおこなっていたり、90歳の事務員で80歳の社長を支えていたりと、現役で活躍している方々もたくさんいます。私も、前期高齢者の部類になりますが、まだまだ現役で働きたい!と思っています。
ーー開本さんは、ご自宅で認知症のお母様を介護されていたとお聞きしました。
開本 自分が介護に関する仕事では、にこやかに対応できても、実母に関しては感情が入ってしまって壮絶な時期がありました。認知症の影響で幻視幻聴があり、薬の効果も望めない程に興奮して騒ぎ夜も寝てくれず、手も付けられない状態でした。その状態が1年くらい続いたときには、介護している側も疲れてしまって、殺意まで芽生えたときも…。それにより私自身が自己嫌悪に陥ったこともありましたが、徐々に母も落ち着き、穏やかな最期を迎え、天国に送り出すことができました。
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