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春山 慶彦さん(ヤマップ代表取締役CEO)インタビュー①

春山 慶彦さん(ヤマップ代表取締役CEO)インタビュー|そのもの納豆
春山 慶彦さん(ヤマップ代表取締役CEO)インタビュー|そのもの納豆

登山を通して、自然と共生していくことの大切さをカタチにしていきたい。そして、山へ行けるからだづくりも全力で応援します。

インタビュー:春山慶彦さん(ヤマップ代表取締役CEO  2022.6.1

登山地図GPSアプリ「YAMAP(ヤマップ)」を運営している株式会社ヤマップ代表の春山慶彦さん。登山者の3人に1人はYAMAPをダウンロードしたことがあるという国内No.1登山アプリは、ダウンロード数300万件を超え圧倒的な支持を得ています。学生時代に登山を始め、大学卒業後に2年ほどアラスカで暮らし、グラフィック雑誌の編集を経て、地元福岡にて起業。2013年にYAMAPをリリース。2017年には、ベンチャーとして初めて環境省の国立公園オフィシャルパートナーに認定されるなど、多岐に渡り活躍の場を広げています。

「Live strongly―自分らしく生きる、人生をチャレンジする」

そのもの納豆(カプセル)のご愛用者でもある、春山さん。
どのような人生を経て、現在の場所にたどり着いたのか。ヤマップ本社の会議室でお話しを伺いました。


生きて腸まで届く 納豆菌を毎日手軽に。そのもの納豆
生きて腸まで届く 納豆菌を毎日手軽に。そのもの納豆

勉強づくしの毎日で気づいたこと

ーー春山さんの生い立ちについて教えていただけますか?

春山 僕の故郷は福岡県春日市ですが、福岡市に隣接して利便性も良い人気のベッドタウンです。幼少期から自然に触れる機会や経験がたくさんあったわけではないんですね。とにかくスポーツが大好きで、18歳まではスポーツばかりしていました。

浪人時代は地元でも有名な厳しい予備校に通い、ペンだこができて手が変形するほど勉強しました。睡眠以外は勉強という生活を続ける中で、これだけ勉強してるのに結局は、先生の言うことや学校で教わること、本や教科書を通してでしか世界を見れていないということに気づいたんです。急に焦燥感にかられ虚しくなりました。だから大学に入ったら、今みたいな勉強のやり方(いわゆる机の上だけのお勉強)は卒業して、自分の目で社会や世界を見たいなと思ったのがそもそもの始まりです。

ーー大学生活はいかがでしたか?

春山 あんなに一生懸命勉強して入った大学だったのに、大学には学びがないと感じ失望しました。入学して1ヶ月くらいで大学を辞めたいと思ってしまったんです。でも、自分の目と身体で社会や世界との接点を作るためにバイトを始めて、そして自転車が好きだったこともあって、自転車で九州一周をしようと決めて、その年の5月に九州一周の旅に出ました。


ヤマップ本社会議室で取材を受ける春山さん(写真:sonomono撮影)
ヤマップ本社会議室で取材を受ける春山さん(写真:sonomono撮影)

自転車旅の途中、鹿児島で出会ったアウトドアショップのオーナーに勧められて、向かった先は屋久島。そこで旅館を営む主人に誘われたのをきっかけに、1ヶ月ほど屋久島に滞在することになった春山さん。

視点を少し変えるだけで、世界は大きく変わった。

ーー屋久島での経験で印象深いことはありますか?

春山 僕の最初の自然体験は、「山」ではなく実は「海」だったんです。海に潜った瞬間、ものすごく綺麗な海に衝撃を受けました。ウミガメが飛ぶように泳いでいたことが印象的でした。はじめて銛(もり)で採った魚のことは今でも覚えていて、旅館の主人に「自分で採った魚なんだから責任を持って捌いて食べろ。」といわれて(笑)。生まれてはじめての経験ばかりでしたが、屋久島では自然の中で生きる経験を積み重ねていきました。

僕が知らなかっただけで、ちょっと視点を変えれば、自然はすぐそこにあって。こんなにすごい世界が、宇宙が、身近に広がっているんだということに気づいたんです。その時はじめて、自然ってすごいな!と。自然に触れたことで、自分の無知を自覚しました。これからの人生は、実際に自分の目で見て、体験していくべきだと思ったんです。自転車から降りて自分の足で歩いた方が、世界はもっとよく見えるんじゃないか?その気づきは、屋久島での生活で得られたものでした。

山の世界に魅了されたきっかけ

春山 大学に戻って、お世話になっていたボランティアサークルの顧問の先生に、鹿児島での経験を話したら、「海もいいけど、山もすごくいいから、山に行くか?」と声をかけてもらったんです。その年の夏に、日本アルプスに連れて行ってもらいました。
 
sonomonoの皆さんにも見て欲しいです、日本アルプス。ものすごくいいんですよ、感動の美しさです。日本列島の、大学のある京都から地続きにこんな世界があったんだと気づいて、そこから山の世界にガッと入ることになったんです。

そして、星野道夫さんの世界観にもものすごく影響を受けました。星野さんは写真家なんですが、エッセイも素晴らしいです。彼の代表作である『旅をする木』という本は、とてもいい本です。彼の著書、彼の写真集、彼が影響を受けたという本を片っ端から読みまくりました。その全部に感動して、心から震える経験をしました。

登山をしている春山さん(写真:ヤマップ提供)
登山をしている春山さん(写真:ヤマップ提供)

「人間を含めての自然」を、写真と文章で表現する、星野道夫さんの世界観に魅了されたと話す春山さん。他の人には真似できない、唯一無二の星野さんの研ぎ澄まされた感性に感銘を受け、星野道夫さんの活動の拠点であったアラスカへ行くことに。

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